1947-08-12 第1回国会 参議院 司法委員会 第12号 A、愛情なき夫婦といえども、離婚手続完了前、不貞の行爲を許容することは性道徳の頽廢、社会秩序の破壞である、こう主張されるでありましよう。かくのごとき行爲が不道徳であることは勿論であります。紊りに放任することは社会秩序の破壞であります。故にこのような行爲をなした者に対しては民法上の制裁を加え、夫婦の一方は離婚請求権を行使して、社会的秩序を維持することができるのであります。 上田觀平